名誉毀損|法律用語解説
用語の解説
名誉毀損でいう「名誉」とは、「人がその品性、徳行、名声、信用等の人格的価値について社会から受ける客観的な評価」、すなわち社会的名誉を指すとされています(最判昭和45・12・18 民集 24巻13号2151頁)。実務的には、「社会的評価」という表現が使われます。
そのため、「名誉毀損」とは他人の社会的な評価を低下させる行為ということができます。
インターネットでの誹謗中傷がこの名誉毀損に該当し、発信者情報の開示が認められることがあります。
名誉毀損は、具体的事実を指摘するような投稿の際に成立します。意見や感想による誹謗中傷の場合は、名誉感情侵害を検討することが一般的です。
事実の指摘による誹謗中傷の例
- ○○さんと××さんは不倫している
- ○○さんは脱税をした
- △△株式会社の社長は新入社員を毎日怒鳴りつけて退職に追い込んだ