ネットの人に脅迫されたらどうすればいい?|10代向けネット法律相談
今回の質問
ネットで知り合った人に、裸の写真を送ってしまいました。
そうしたら、「デートしてほしい。会ってくれなかったら写真をばら撒く」と言われ、パニックになっています。
直接会うのは怖いです。なんとか写真を消してもらう方法はありませんか?
回答
まず、いまの状況で相手と会うのは絶対にやめましょう!!
トラブルや犯罪に巻きこまれる可能性が高いからです。
相手は、「裸の写真をばら撒くぞ」と言ってあなたと会おうとしていますが、これは強要という犯罪です!
また、仮にあなたの裸の写真をばら撒いたら、そのことも犯罪です。
そういうことですから、相手は犯罪をするような人だと考えましょう。まともな人ではありません。
その人が、有名な人であろうが、あなたに優しい言葉をかける人であろうが、まともな人だとは思わないでください。
今あなたがやるべきことは、信頼できる大人に相談することです。
一人で抱えこむことは絶対にやめましょう。
そのうえで、警察に相談することが必要です。
相手のやっていることは犯罪ですから、警察もしっかり対応してくれるでしょう。
また、警察が動けば、相手もおどしを止め、また写真も消すことがほとんどです。
なぜなら、この犯罪はとても重いからです。
相手も、この犯罪で逮捕されるかもしれないと思えば、さすがに「おどすのはやめておこう」「写真も消しておこう」と考えるのが普通だからです。
なお、万が一インターネット上にあなたの写真が載せられても、ウェブサイトに対してその写真を消すよう求めることもできます。
とにかく、相手の言いなりになることが一番危ないことです。
相手に何をされるかわからない、自分も写真を送ってしまって恥ずかしい・・と考えることはもっともです。
それでも、助けてくれる人は必ずいるということを忘れないでください。
勇気を出して、信頼できる大人に相談しましょう!
(なお、いきなり警察に相談するのはちょっと・・と思う人は、まずは「24時間こどもSOSダイヤル」や、地域の青少年相談センターに相談するのもいいでしょう。)
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裸の写真を送れと言われた時の対処法|10代向けネット法律相談
今回の質問
ネットで知り合った人に、裸の写真を送れとしつこく言われて困っています。
はじめはミニスカートやコスプレの写真を送っていたのですが、相手がどんどんエスカレートしてきて、最近は裸やきわどい写真を求めてきます。
裸の写真なんか本当は送りたくありませんが、断ったらどんなことをされるか分からず不安です。
私はどうすれはいいのでしょうか?
回答
あなたが18歳未満であれば、相手のやっていることは犯罪です。
また、あなたが18歳以上であったとしても、裸の写真を送らせようとすることは普通ではありません。
裸の写真を送ることは、絶対にやめましょう。
相手がしつこいとか、断ったら何をされるかわからない、という不安はあると思います。
面倒なことになるよりは、相手の言うとおりにした方が・・と考える気持ちもわかります。
しかし、相手の言うとおりにすると、今よりもっと大変なことになります。これは間違いありません。
一度言うことを聞いてしまうと、相手はもっと要求してくるからです。
言うことを聞けば終わる、ということは絶対にありません。
一度でもあなたが裸の写真を送ってしまうと、それが次のおどしの道具になります。
「前にもらった裸の写真をばらまかれたくなかったら、また新しい写真を送れ」「消してほしかったらお金を払え」という具合です。
一度裸の写真を送ってしまうと、今よりもっと大変なことになるということ、わかってもらえたでしょうか。
あなたが困っているのであれば、まずは信頼できる大人に相談しましょう。
また、相手のやっていることが犯罪の可能性もありますので、警察に相談するのも良いと思います。
そのほか、「24時間こどもSOSダイヤル」や、地域の青少年相談センターに相談することもできます。
とにかく、裸の写真を送るのは絶対にやめましょう。
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インターネットの出会いはなぜ危険?|10代向けネット法律相談
今回の質問
ネットで仲良くなった人がいます。今度会いたいと言われたのですが、ネットでの出会いは危険という話を聞いたことがあり、迷っています。
なぜネットでの出会いは危険といわれているのでしょうか。
回答
ネットでの出会いをきっかけに、トラブルや犯罪に巻きこまれるケースが多いためです。
ネットで出会った人に乱暴された、だまされた、おどされてお金をとられた・・という事件は、実はたくさん起こっています。
なぜ、ネットでの出会いにこのような危険があるのでしょうか。
これについては、次の2つの理由があるといわれています。
1.ウソの自分を作ることができる
ネット上には、その人のプロフィールがあります。
しかし、このプロフィールは、自分で好きに書けるものです。
年齢や住んでいる場所が書かれているかもしれませんが、それが本当かどうかはわからないのです。
大人なのに子どものふりをしたり、男性なのに女性と書いてウソをつくケースがとても多いのです。
また、どうしてあなたと会いたいと言っているのか、その本当の理由もわかりません。
例えば、「気が合うから友達になりたい」と言っていたとしても、本当はあなたを傷つけるつもりかもしれません。
面と向かって「友達になりたい」と言われる場合と、ネット上で「友達になりたい」と言われる場合では、実は全然ちがいます。
ネットでは、相手の表情、言い方、雰囲気などを感じることができません。
こういうときは、ウソをついているかどうかわかりづらいのです。
このように、ネットでは簡単にウソの自分を作ることができるのです。
2.相手を理想化(りそうか)しやすい
例えば、あなたの好きなネットの有名人(YouTuber、インスタグラマー、実況プレイヤー、歌い手など)をひとり思いうかべてください。
思いうかべたら、その人の性格を想像してみてください。直接会ったら、その人はあなたにどんな反応をするでしょうか。
おそらく、性格がとても良く、あなたに対して優しく、思いやりがあると想像すると思います。
しかし、なぜそう判断できるのでしょうか? ネットでは良い人のふりをしているだけで、本当はとても意地悪かもしれません。
何がいいたいかというと、誰でも、ネットで知った人のことを良いように想像しやすいのです。
しかし、いったん良い人だと考えてしまうと、その人のことを警戒しづらくなります。
このような状態はとても危険です。
有名な「歌い手」に誘われたファンが、その「歌い手」から乱暴されたという事件も本当に起きています。
このように、現実での出会いと、ネットでの出会いは、似ているようで全然ちがいます。
もちろん、ネットでの出会いにも素晴らしいものはあります。
しかし、リスクがあるということは十分注意しておきましょう。
少なくとも、自分の身近な人に言えないような「出会い」はするべきではないです。
特に、「親には内緒!」「ウチらだけの秘密」など言う友達には注意しましょう。
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ネットで悪口を書いたのがバレたら慰謝料を払うの?|10代向けネット法律相談
今回の質問
人の悪口を書きこんだら、バレることもあると聞きました。
もし私が書いたとバレてしまったら、その後はどうなるんでしょうか?
回答
あなたの書きこみによって権利を傷つけられた人が、法律を使って、あなたの個人情報(名前や住所)を手に入れたら、あなたにいろいろな要求をしてくるでしょう。
例えば、
① 慰謝料(お金)を払ってほしい
② 書きこみを消してほしい
③ 謝ってほしい
④ もう口もきかないでほしい
⑤ 学校を転校してほしい
⑥ 逮捕されてほしい
などが考えられます。
法律の世界では、①の「慰謝料(お金)を払ってほしい」というのが、一番大きな問題です。
インターネットのトラブルで裁判になると、何十万円から何百万円ものお金を相手に払うこともあります。決して安くはありません。
高すぎる! 単なるイタズラじゃないか! と思った人も多いと思います。
しかしながら、インターネットで人の権利を傷つけた責任は、とても重いのです。
この慰謝料(お金)の問題は、当事者同士(本人や親同士)でしっかり話し合い、場合によっては弁護士もはさんで、解決していく必要があります。
⑤の「学校を転校してほしい」というものですが、法律の考え方からすれば、相手があなたに転校を命令できるわけではありません。
しかし、学校が今回の問題について、停学(学校を休ませること)や退学(学校をやめさせること)などを決めた場合には、それに従わなければいけなくなります。
⑥の「逮捕されてほしい」ということについてですが、逮捕するかどうかは警察が決めることです。
基本的には、当事者同士(本人や親同士)でしっかり話し合いがされていれば、警察があえて逮捕する可能性は低いといえます。
そのため、やはり相手の人としっかり話し合いましょう。
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ネットで悪口を書いても消せば大丈夫?|10代向けネット法律相談
今回の質問
私の書きこみについて、誰が書いたのか調査されていると、携帯の会社から手紙(意見照会書)が来ました。
でも、私は書きこみを消していますし、十分反省もしています。
携帯の会社に、書きこみを消したことと、反省していることを伝えたら大丈夫ですか?
回答
書きこみを消しても、そのことだけで大丈夫ということにはなりません。
書きこみは消えても、書きこみをした事実は消えないからです。
また、携帯の会社に反省していることを伝えても、調査には影響しません。
あなたが書きこんだことが相手に伝えられるかどうかは、あくまで、書きこまれた内容から判断されるからです。
書きこみを消すことや、反省することは、今回の問題を解決するためには必要なことです。
しかし、調査の結果(あなたの名前や住んでいる場所が相手に伝えられるかどうか)には、影響はありません。
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インターネットで本当のことを書くのはダメ?|10代向けネット法律相談
今回の質問
私はネットに「●●ちゃんがテストでカンニングしてた」と書きこみました。本当のことなんです。
そうしたら、書きこまれた人が、誰が書いたのかを調べているようです。
私は本当のことを書いただけですが、それでもダメなのでしょうか?
回答
「本当のことを書いた」という言い分が認められることはあります。
ただ、認められるケースはまれです。
「本当のことを書いた」という言い分が通るのは、書かれた内容が「社会みんなの関心ごと」でなければいけません。
友達の悪口や、プライベートな事は「社会みんなの関心ごと」ではありません。
また、仮に「社会みんなの関心ごと」であったとしても、そのことが本当であることはあなたが証明しなければいけません。
そのことを証明できるものを、あなたは持っていますか?
「ネットでウワサになっているから」とか「みんなそう言っているから」というくらいでは十分とはいえません。
このように、「本当のことを書いた」という言い分を通すのはかなり大変です。覚えておきましょう。
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イニシャルで人の悪口をネットに書いても大丈夫?|10代向けネット法律相談
今回の質問
人の悪口をネットに書きこんでしまいました。
そうしたら、悪口の相手が、書きこんだ人がだれなのか調べているようです。
確かに悪口は書いたけど、私の書きこみを読んでも誰のことを言っているのかわからないと思います。
そういうときでも、私が書きこんだことはバレてしまうのでしょうか?
回答
今回のような質問は、よく聞かれます。特に、次のようなパターンが多いです。
・名前のイニシャルしか書いていない(例えば、「Yくんはバカだ」)
・名前の一部をふせて書いた(例えば、「わた●べくんはキモい」)
・その人のことは少ししか書いていない(例えば、「3年A組のデブ」)
など
まず、あなたの書きこみを読んだとき、誰のことを言っているのか「誰も」わからなければセーフです。(でも悪口を書き込むことはダメですよ!)
しかし、「その人のことを知っている人が読めば、誰のことかわかる」ときにはアウトです。
法律の考え方がそうなっているためです。
ですから、上であげた例でも、アウトの可能性はあるのです。
名前をふせて書いたとしても、例えば「麦わら海賊団の●フィ」と書かれていれば、だれのことを言っているとわかりますよね。
このことを分かったうえで、今回のあなたの書きこみを見なおしてみてください。
あなたの書きこみを読んだとき、誰のことなのかを「誰もわからない」のか、「知っている人が読めばわかる」のかがポイントになります。
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携帯の会社からきた意見照会書ってなに?|10代向けネット法律相談
今回の質問
私の書きこみについて、携帯の会社から手紙(「意見照会書」といいます)が届きました。
その手紙をみると、誰かが、私の書きこみについて、「開示請求」をしている(つまり、書きこんだ人の名前や住んでいるところを教えろと言っている)ようです。
私の名前や住んでいるところは必ず知らされてしまうのでしょうか?
回答
「意見照会書」を受け取った人は、誰でもびっくりするものです。
まず大事なことは、あせらないことです。
書きこんだ人のことを誰かが知りたがっているからといって、必ずしもあなたの名前や住んでいるところが知らされるわけではありません。
ただし、「開示請求」する人の立場に立って考えると、この「開示請求」を行うことは簡単ではありません。
「開示請求」は、弁護士に相談して、お金を払って行うことが普通だからです。
つまり、「開示請求」をしている人はかなり本気で怒っていることは間違いありません。
「開示請求」は、法律の問題です。
あなた一人で解決できるものではありません。
そのため、まずは信頼できる大人に相談しましょう。
また、法律問題ですから、相談した大人の人と、一度弁護士に相談することをおすすめします。
意見照会書にどう返事をするかによって、その後の流れが大きく変わってくるためです。
弁護士に相談することで、どのように返事をすべきか、また、今後どうなっていくかなどを確認できます。
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誹謗中傷とプライバシー権侵害って?|10代向けネット法律相談
今回の質問
ネットに人の悪口を書いてしまいました。
でも、書きこんだ人の個人情報が開示されること(名前や住んでいる場所がバレること)があると聞いて不安になり、いまさらになって後悔しています。
どういう内容の書きこみだと開示されてしまうのでしょうか?
回答
開示される書きこみの内容はいろいろありますが、よくあるものは次の二つです。
・誹謗中傷
・プライバシー侵害
「誹謗中傷」とは、悪口のことです。
「バカ」とか「キモイ」くらいの内容でも、被害者の訴えによって開示される可能性は十分あります。
「プライバシー侵害」とは、例えば、人の名前、住んでいる場所、電話番号、通っている学校、顔写真などを勝手にのせるような場合です。
インターネット上ではこのような書きこみがめずらしくありません。しかし、だからといって許されることではありません。
むしろ、そのような書きこみはすべて開示される可能性がある、ということは覚えておきましょう。
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匿名で他人の悪口を書いたら訴えられる?|10代向けネット法律相談
今回の質問
ネットの掲示板に友達の悪口を書いたら、その人が私の書きこみを見つけたようです。
しかも、「書きこんだ人を訴える!」と言っています。でも、匿名(自分の名前を明かさないこと)で書いているから大丈夫ですよね?
回答
匿名の書きこみでも、訴えられる(裁判を起こされること)ことがあります。
日本には、書きこみをした人を調べるための法律があります。
この法律によって、人の権利を傷つける書きこみした人は、(被害者の訴えにより)その個人情報が開示される(名前や住んでいるところ伝えられること)ことがあるのです。
あなたの書きこみについても、人の権利を傷つけたと判断されれば、あなたが書いたということが相手に伝わる可能性があります。
自分の名前を明かしていないから大丈夫だろうと思って、気軽に悪口を書くことはやめましょう。
今回のケースでは、相手は「訴える!」と言っているようです。これが本気だとすると、法律の問題になる可能性は高いといえます。
法律の問題は、あなた一人で解決できるものではありません。
一人で抱えこまず、まずは信頼できる大人に相談しましょう。
また、本当に相手が訴えるとすれば、あなたの家に携帯の会社から手紙(「意見照会書」というもの)が届くことなります。
もしこれが届いたときは、下の記事を見てみてください。
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