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プライバシー権|法律用語解説

プライバシー権とは、私生活をみだりに公開されない権利を指します。

他人の私生活を公表するようなインターネット上の投稿がプライバシー権侵害とされ、発信者情報の開示が認められることがあります。

プライバシー権侵害が成立するためには、公開された内容が次の3つの要件を満たすことが必要と考えられています(東京地判昭和39・9・28 下民15巻9号2317頁)。

  1. 私生活上の事実または私生活上の事実らしく受け取られるおそれのあることがらであること
  2. 一般人の感受性を基準にして当該私人の立場に立った場合公開を欲しないであろうと認められることがらであること
  3. 一般の人々に未だ知られていないことがらであること

インターネットでは、特にYouTuber、Vtuber、インフルエンサーなどの顔や年齢、自宅マンション、家族に関する情報を公開するなどしてプライバシー権侵害が認められるケースが多々あります。

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弁護士 渡辺泰央
弁護士 渡辺泰央
弁護士。上智大学法学部国際関係法学科、東北大学法科大学院卒業。2010年司法試験合格。2012年弁護士登録。第二東京弁護士会所属(登録番号:45757)。 インターネットの誹謗中傷・著作権関連事件の実績多数。トレントなどのファイル共有ソフトの利用やソフトウェアの不正インストールに関するケースも数多く手掛ける。