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ネットで悪口を書いたのがバレたら慰謝料を払うの?|10代向けネット法律相談

今回の質問


人の悪口を書きこんだら、バレることもあると聞きました。

もし私が書いたとバレてしまったら、その後はどうなるんでしょうか?

 

回答


あなたの書きこみによって権利けんりを傷つけられた人が、法律を使って、あなたの個人情報こじんじょうほう(名前や住所)を手に入れたら、あなたにいろいろな要求ようきゅうをしてくるでしょう。

 

例えば、

 

① 慰謝料いしゃりょう(お金)を払ってほしい

② 書きこみを消してほしい

③ あやまってほしい

④ もう口もきかないでほしい

⑤ 学校を転校してほしい

⑥ 逮捕たいほされてほしい

 

などが考えられます。

 

法律の世界では、①の「慰謝料いしゃりょう(お金)を払ってほしい」というのが、一番大きな問題です。

インターネットのトラブルで裁判さいばんになると、何十万円から何百万円ものお金を相手に払うこともあります。決して安くはありません。

高すぎる! 単なるイタズラじゃないか! と思った人も多いと思います。

しかしながら、インターネットで人の権利けんりを傷つけた責任せきにんは、とても重いのです。

この慰謝料いしゃりょう(お金)の問題は、当事者同士(本人や親同士)でしっかり話し合い、場合によっては弁護士もはさんで、解決していく必要があります。

 

⑤の「学校を転校してほしい」というものですが、法律の考え方からすれば、相手があなたに転校を命令できるわけではありません。

しかし、学校が今回の問題について、停学ていがく(学校を休ませること)や退学たいがく(学校をやめさせること)などを決めた場合には、それにしたがわなければいけなくなります。

 

⑥の「逮捕たいほされてほしい」ということについてですが、逮捕たいほするかどうかは警察けいさつが決めることです。

基本的には、当事者同士(本人や親同士)でしっかり話し合いがされていれば、警察けいさつがあえて逮捕たいほする可能性は低いといえます。

そのため、やはり相手の人としっかり話し合いましょう。

 

 

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AUTHORこの記事を書いた人

弁護士 渡辺泰央

弁護士。上智大学法学部国際関係法学科、東北大学法科大学院卒業。2010年司法試験合格。2012年弁護士登録。第二東京弁護士会所属(登録番号:45757)。 インターネットの誹謗中傷・著作権関連事件の実績多数。トレントなどのファイル共有ソフトの利用やソフトウェアの不正インストールに関するケースも数多く手掛ける。

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