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サイトのパクりを疑われたときの対処法①:著作権侵害の通知が来たときは

先生、実はこの前、ウチが著作権を侵害してるという事で警告書が届きました。

本当ですか?

そういった通知が来たときは、事実はどうあれきちんと検討して対応しないといけないですね。

でも、ゆっくりしていいんですか?

著作権違反って、逮捕もあるじゃないですか。私、逮捕されるんですか?

焦る気持ちは分かりますが、落ち着いてください。まずは警告書の内容をちゃんと見てみないと。

はい・・。ええと、どこを見ればいいですか?

まずは、どういう意味で著作権侵害があると言っているのか。類似のコンテンツがあるというのであれば、共通部分を抜き出して、そこが「作者の個性が表れた『表現』」かどうかを考えなければいけません。
前に言った「濾過テスト」ですね。

でも、相手は著作権侵害があるって言っているんですよ?

それは、あくまで相手の判断です。言いがかりの可能性だってあるし、アイデアが同じというレベルで警告文が送られてくることもよくあります。

そうなんですか。じゃあ落ち着いて、ちゃんと考えてみます。

そうしてください。それに、権利制限規定でOKになる場合もありますから、その点も併せてチェックしましょう。とにかく、焦って対処するのが一番いけないですから。そこだけは気を付けてくださいね。

【解説】

(1) 著作権侵害の通知が来たときは

「著作権侵害をしている」などとして、警告文通知書などが送られてくることがあります。
このようなものが送られてきた場合、相手は法律を根拠に権利を主張しているので、こちらもしっかり法律にのっとって対応することが必要です。

通知が送られてきた場合の基本的な考え方は、通知を送るときと同じです。

大事なのは、
どういう意味で著作権侵害なのか」
何を請求する(される)のか」
この2点です。

著作権侵害がなければ権利主張ができませんから、通知書にも「どういう意味で著作権侵害があるのか」が記載されていることがほとんどです。
そのため、ここに書かれた内容をしっかり確認し、対応を考えます。

考えられる反論としては、例えば共通部分は「アイデア」や「ごくありふれた表現」のレベルにとどまるとか、「引用」として利用できるとか、そういったものになります。

 

(2) 通知書の内容を鵜呑みにするのは危険

通知書に記載された法律判断はあくまで相手方の主張であって、必ずしも全てが裁判で認められるものではありません。
著作権の理解が不十分の者が書いていることもありますし、交渉を有利に進めるためにふっかけてくる場合もあります。

そのため、通知書の記載を鵜呑みにすることは非常に危険です。

警告書などが送られてくると誰でも驚くものですが、焦って行動することは自分の立場を不利にすることもあります。
そのため、このような通知が送られてきた場合、行動を起こす前に内容をしっかり吟味しましょう。

通知書の内容が難しかったりどう考えていいか分からないような場合は、早い段階で専門家に相談することをお勧めします。

 

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AUTHORこの記事を書いた人

弁護士 渡辺泰央

弁護士。上智大学法学部国際関係法学科、東北大学法科大学院卒業。2010年司法試験合格。2012年弁護士登録。第二東京弁護士会所属(登録番号:45757)。 インターネットの誹謗中傷・著作権関連事件の実績多数。トレントなどのファイル共有ソフトの利用やソフトウェアの不正インストールに関するケースも数多く手掛ける。

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