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意見照会とは?自分の投稿が開示請求の対象になっているかがわかる?

問題のある投稿してしまったとか、書き込みの相手が「開示請求をする」と予告してきた場合、ご自身の投稿に対して開示請求がなされているか確認したいケースもあると思います。

この記事では、自分の投稿について開示請求がされているか確認する方法はあるかについて解説したいと思います。

 

意見照会によってはじめてわかるのが原則

開示請求を受けたサイト(掲示板など)や経由プロバイダ(ドコモやOCNなど)は、開示請求を受けた場合、発信者に対して意見照会を行う義務があります。

そのため、基本的には意見照会を受けたかどうかで、開示請求がされているかどうかを確認することになります。(サイトからはメール、経由プロバイダからは郵送で意見照会がなされることが多いです。)

 

サイトや経由プロバイダに「自分の投稿について開示請求がなされているか」と問い合わせることも考えられますが、相手はそれに回答する義務はありません。

これによる確認はあまり期待できないと考えてよいでしょう。

 

意見照会が行われないことも

意見照会をすることは法律上の義務ですが、意見照会がされないこともあります。

例えば、サイトがこちらの連絡先を知らない場合(メールアドレスの登録なしに投稿できる場合など)、サイトからの意見照会はありません。

このような場合はサイトからの連絡はなく、経由プロバイダからの意見照会によってはじめて知るということになります。

 

いつまでも意見照会がこない場合

「開示請求をする」と予告された場合でも、開示請求がされなかったケースは少なくありません。

 

ログ保存期間の関係で、投稿から一定期間経過後は開示請求が困難になるという事情もあります。

そのため、投稿から一定期間経過しても意見照会が届かない場合は、開示請求がされない可能性があります。

どのくらいの期間をみるかですが、携帯電話回線を使用して投稿した場合は3か月、固定回線を使用して投稿した場合は6か月から1年が目安となります。

 

ログ保存期間について詳しくは、こちらの記事で解説しています。

 


開示請求を受ける可能性がある場合、誰でも不安なものです。

ご自身のケースについて、詳しい見通しについて知りたい方は、弁護士に相談されることをおすすめします。

 

 

弁護士に依頼できることや費用の目安等についてはこちらをご覧ください。

 

発信者情報開示請求について、発信者側の解説記事についてはこちらをご覧ください。

 

AUTHORこの記事を書いた人

弁護士 渡辺泰央

弁護士。上智大学法学部国際関係法学科、東北大学法科大学院卒業。2010年司法試験合格。2012年弁護士登録。第二東京弁護士会所属(登録番号:45757)。 インターネットの誹謗中傷・著作権関連事件の実績多数。トレントなどのファイル共有ソフトの利用やソフトウェアの不正インストールに関するケースも数多く手掛ける。

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